金属バットや鉄パイプを本来用途以外で扱う作品に名作が多い件について考えてみた

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なにやら物騒なタイトルですが、最近映画、小説、漫画などの作品を見て前々から感じていたことを書き綴りたいと思います。

金属バットや鉄パイプを本来用途以外で使うというのは、ある意味暴力の象徴なわけで、物語の起承転結でいうところの転にあたる部分で、とても印象に残るシーンが多いのです。

たとえば、私の好きな岡崎京子の漫画pinkでは、ペットのワニを継母に処分されてしまったヒロインが
金属バットでぶちのめすというシーンがあるので、物語が大きく転換する演出に一役買っています。(この文だけ見てもわけがわからないと思いますので、詳しくは漫画を読んでください。)

pink
岡崎 京子
マガジンハウス
2010-07-29

同じく漫画になりますが、闇金ウシジマくんでも、登場人物の胆力(というか異常性?)を表すエピソードとして、金属バットがたびたび登場します。たとえば、あいつは金属バットを他人に思いっきり振り回せる的な。

映像作品について考えてみると、黒沢清監督の映画「アカルイミライ」では、オダギリジョー演ずる主人公が勤務先の社長を鉄パイプで襲いに行くというシーンがあって、私の中ではそれが他のどのシーンよりも特に印象に残っています。

以上、振り返ってみると、本来用途以外でこれらのものが使われるということは、受け手に強烈なインパクトを与えられる重要なアイコンとなっており、それゆえに人を引き付けられる名作が多いのではないでしょうか。

雑文、失礼しました!

アカルイミライ 特別版 [DVD]
オダギリジョー
メディアファクトリー
2003-06-27


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