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大学生の公務員志向についてかんがえてみた。

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 キャリコネニュースで大学1,2年生のなりたい職業1位が地方公務員ととりあげられていて、「若いのに安定志向で夢はないのか」という論調で話題になっていますね。

 私も数年前は大学生だったのですが、将来のことを考えたときに、民間のブラック企業にはつとめたくないし、大企業にいってもシャープや当時のSANYOのように合併・破たんのリスクもあるしということから、公務員って存外わるくないのかなって考えた記憶があります。そういった意味でも大学生の志向ってのは現実的かつ合理的ですね。

 ただ、安定だけをもとめて、こういった業界に今から入って、安定以外にこの先どういう良いことがあるのか分かりませんが笑 というのも、確かに公務員のような競合相手にない業種は安定しているといえますが、社会と一心同体なので、社会の衰退=公務員の衰退にもつながるからです。夕張市の財政破綻があったように公務員も例外ではありません。今後は大都市圏を除けば、破たんする自治体も増えていくでしょう。

 また、一般的に公務員⇒民間の転職はなかなか難しいです。というのも、公務員は民間が担わないような仕事をやっているので、職歴が民間の仕事とマッチングしないからです。(公安職や技官などは転職は比較的しやすいと思いますが。)

 このようなことを考えると、進路を考えた場合、公務員ではなくグローバル企業の一員になるのが近道ですね。とはいえ、ソーシャルマインドが強く公務員の仕事にやりがいを見いだせる人であれば、それはまさに天職になると思いますが。

 長々と書きましたが、要は、民間より楽なイメージがある、っていう安易な理由で考えている人はもう少し慎重に考えてほしいということです!

堤直規
学陽書房
2017-07-14



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