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(若手)公務員経験者なら少人数のITベンチャーで重宝されるかも

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。昨今、公務員の天下りや口利きが世間からバッシングを浴びていていて、私的には公務員の業務と民間で必要とされている業務に乖離が生じていて正規ルートではなかなか就職できないことからこういった問題が発生しているのではないかと考えています。(本当は必要とされていないところに高給で無理やりねじこもうとすることが一般からの批判の的に晒されているかと。)

この問題を解決するには、やはり公務員の方が退職後に本当に必要とされる職業に就けば、市場からのニーズもありますし、公務員の退職先も見つかるので、公務員に何としてもしがみついていなければならないという懸念(とそれに伴う弊害)も解消されるのかと思います。

(少人数の)ITベンチャーで働いてみて思うのですが、この業界ではけっこう公務員のスキル(書類周りのスキル)が必要とされているようです。(私の勤めていた)技術力に定評のあるITベンチャーでは、エンジニアはできるだけ物事を効率的に解決したく、かつ自分でできる単純作業は極力自分(あるいは自分で開発した効率化手法を通じて)で解決する風潮があります。

ところが、役所は効率化と対極にある手数のかかる手続きが多いので、効率化しようともなかなかできずエンジニアたちはその手続きにマンパワーを割くこととなります。書類周りをパートさんに任せることも考えるのですが、手続きの内容的にも、また申請の複雑さ的にも、どうしても自分たちでやらなければいけないものもあります。(少し話は変わるのですが、エンジニアは割とせっかちで単純作業であれば自分たちで完結したがるので、パートさんを雇うメリットというのはそれほどありません。ベンチャーがどんどん成長して大企業になるにつれて、パートさんのお力添えを必要とする作業も増えてきますが、創業初期の段階ではそれほどでもないです。)

こういったエンジニアのマンパワーを大きく割いてしまう、またパートさんでは対応できない問題に対して公務員の書類周りのスキルが重用されるのです。少数精鋭ベンチャーに公務員経験者が一人就職するだけでエンジニアの負担は激減されるかと思います。

ということで、公務員を転職したいと考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひITベンチャーに来てみたらいかがでしょうか。(問題は双方のカルチャーが大きく異なっていることで、特に安定を求める方でしたら、公務員からITベンチャーの転職ってのはなかなか勇気のいることかと思いますので熟慮した上で決断頂けますと幸いです。)

ケイシー ウォール(Casey Wahl)
クロスメディア・パブリッシング
2015-10-30


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