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コメントお返事:GPAと、初見科目の対策など

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は海外で働きたい様からのコメントへの返答をブログ記事にしてお話できたらと。まずはコメントを以下の通り引用します。

非常にわかりやすい回答をありがとうございます!「とりあえずCSの修士に行きさえすればアメリカで就職できますから」みたいに書いているブログもありますが、そちらは当該分野の職歴があることを前提にしたお話なのでしょうね。 
学校の事についてもちょっと教えていただきたいのですが… 
まずGPAです。これまでの記事を読んでいますとところどころ試験で苦労されている印象を受けてしまうのですが、GPAは4.0なんですね。その辺りのイメージがわかないのですが、GPA4.0というのはわりとクラスでも多いのでしょうか。日本の大学でオール優を取るというとかなり大変な事だと思うのですが、それと比べればだいぶ現実的に可能なスコアなのでしょうか。 
もう一点は初見のサイエンス系の科目を英語で学ぶことについてです。日本から理系留学される方の多くは院からで、内容についてある程度知識がある状態の上に英語で「学びなおす」形になるケースが多いのではないでしょうか。文系学士からですとコンセプト自体が初見の科目もいくつもあったと思うのですが、やはりそれらを英語の授業、教材から学ぶということは日本語で全て行う場合と比較してかなり大変だったのでしょうか?例えば日本語の書籍で予習して備えるなど、何か特別な対応はされたのでしょうか。

CSの修士に行きさえすればアメリカで就職は可能だけど、いい仕事につけるかどうかはその人次第

おっしゃる通り(仕事を選ばなければ)就職は可能ですが、新卒の場合いい職に就けるとは限らないので、(田舎の名も知れない企業なら受かるでしょうが)やはり好待遇の企業に入ろうとすると、単に学位だけにとどまらず、その人のこれまでの実績や職歴が重要になってきます。ですから、やはり日本でのエンジニア経験があると個人的には低リスクかついい職につける可能性が高いかなと。

アメリカの大学(院)はテスト一発勝負ではないので、テストが悪くても巻き返し可能

私は大学で法学等を学んでいたのですが、授業は大教室で教授が一方的に話し、宿題・出欠もとらずテスト一発勝負でした。(今思い返すと典型的なダメ授業ですね笑 学生にとっては最高でしょうけど。)ですから、テストのできによって成績に大きな幅が生まれてしまい、GPA4.0など夢のまた夢でした。

しかし、こちらでは中間・期末テスト以外に膨大な小テスト、宿題、プレゼン、ペーパー(literature review)が出るのでテストで少し失敗しても十分巻き返し可能です。私はプレゼンをかなり得意としているので、プレゼンで稼ぎます。

(それほどレベルの高くない)田舎の州立大学院で学んでいるので、授業も優しめ、評価もゆるめ

大学院進学にあたり、未知の分野に挑戦すること、それと経済的観点から、(日本にいたときより)少しレベル低めの大学院を志望することにしました。大学院のレベルは低くても、コンピュータサイエンスという学問そのもののレベルは高いから大丈夫かなとも当時は考えましたね。
(今は学費半免の奨学金ももらっているので、学費年60~70万円です。)

田舎なので家賃もとても安い(東京の1/2)ですが、娯楽がないのと治安がやばいので、この点は都会に激しく劣ります。(とはいえ、経済状況考えると仕方がないのですが割り切りです。。)

あまりすぐれた学生さんはいないので、それも教授は重々承知しており、授業は優しめ、評価もゆるめです。ですから、GPA4.0って方もいらっしゃるのではないでしょうか。GPAの話は野暮なので友達とはしませんが、たぶんいるのかなと。これがバークレーとかMITで学ぶってなるとこう一筋縄ではいかないんでしょうが。

ただ評価はゆるいかわりにC2つとると退学になるので、みなさん必死に勉強してます。

初見のサイエンス科目はやっぱり日本語の教科書で先にインプットしてます

先に日本語でざっと押さえておくと英語の教科書の吸収力が格段に違う(気がする)ので、まずは日本語の教科書・参考書も読んでいます。どちらかというとお堅めの本ではなく、〇〇の絵本的な、視覚で理解する本で全体像を把握してます。やっぱり日本語の方が覚えが早いです。日本語で学習できるっていうメリットを考えると、日本でエンジニアとして働くのも存外悪くはないのかなと最近思い返したりもします。

おわりに

質問に対するお返事は以上となります。何かございましたらまたご連絡くださいませ!


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