みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は文科省のトビタテの奨学金で留学した学生がプログラム途中で帰国したところ、奨学金返還を求められたことについて私見を述べられたらと思います。
奨学金の件、国費で行くと責任が伴うから柔軟な変更しにくいのね。運営側も当初の計画書見て奨学生決めてるから、その計画からかなり変更しちゃうってなると簡単には認めづらいだろうし。
運営側の立場からみると、留学計画書の内容をもとに受給対象者を決めているわけで、その留学計画が変更するとなると当初から知っていたのであれば、奨学金を給付しない可能性もあるのでちょっとまずいのかなと。受給できなかった方もいるわけで、その方たちが代わりに対象となっていたかもしれませんからね。
簡単な変更認めちゃうと、計画書は壮大なものを書いてそれで奨学金もらって実際にはできませんでした変更、しますっていう例も起こっちゃいそうだからやっぱりルールに則らざるを得ないのかな。
当初から変更する前提で計画書つくって無事に奨学金ゲット、後日、実はやっていることは全然違いますって変更届出すってことが横行する可能性もありますからね。状況に応じて臨機応変に変更できた方が受給者にとってはありがたいかもしれませんが、運営側にとっては判断が難しいですからね。もちろん、j奨学生が実際に現地に行ってみて考えが変わるってことはあると思いますが、それも踏まえた上で事前に計画を練るよう言われていますからね。
天変地異、事故や事件などで家計に重大な変化が生じたためという理由であれば、変更が受理される可能性もございますが、今回の件は自身のキャリアアップのためという個人的な理由ですので、国費返還はやむをえないのかなと。柔軟な変更を望むのであれば、やはり私費で留学した方がよろしかったのではと。
奨学金とは話はそれますが、この件に関連して、大雪りばぁねっと。事件を思い出しました。これは、大雪りばぁねっと。というNPOが事業の実施能力がないのに東日本大震災被災地支援事業で交付金(3億程)をもらって、事業計画に沿った使い方をせずに自分たちで豪遊していたっていう事件です。代表は業務上横領で逮捕されました。このような過去の事例を考えると、国費扱う場合は当初計画に基本的に沿うことが求められるのかなと。計画やるっていうから国がお金出したのに、実はやりませんでした、お金も返しませんっていうのは基本的に通りませんよね。もし認められたとしたらかなり問題になるでしょう。行政がうまくハンドリングできていないっていうことになってしまいますからね。
もちろん、NPOへの助成金と奨学金は性質が異なりますし、奨学金返還を求められた学生さんはとても優秀な方でこの例とは違う(そもそも詐欺をしようとしていたのではない)とは思いますので、気の毒ではありますが、運営側からすると(国費を悪用された前例もあり)ルールに則らざるを得ず、しょうがないのかなと。モラルハザード引き起こしかねない案件ですからね。
ということで今日はこんなところです!
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