みなさんご機嫌いかがでしょうか。いよいよ元号も平成から令和に変わろうとしておりますが、元号発表を聞いたときに真っ先にこれは中国の和諧と似ているなって思ったので今日はその話です。
まずは和諧について簡単にご紹介します。
和諧・・・(各階層間で)心をあわせて助け合い、衝突のないこと。2004年に和諧社会建設を目指すというスローガンとして中国政府により提唱された。
この言葉ですが、社会矛盾を乗り越えて誰もが助け合い調和した社会を目指していこうという、わかりやすい言葉ですね。聞こえの良いとてもいい言葉だと個人的には考えています。
令和も和諧も英訳にharmonyが使われている
令和の英訳はbeautiful harmonyで美しく調和のとれた社会なのですが、和諧の英訳はharmoniousで和諧社会はharmonious societyとなります。こう考えると指す意味はほとんど同じといえそうですね。
やっぱり令和と和諧って似てるよね。近代国家の目指すところってどこも似かよってくるのかなと。
良い言葉ですが、和を重んじるがあまり個が弱くなるかも
中国のネットユーザーの間で、国にとって都合のよろしくない言葉を書き込んで当局に検閲された場合、『和諧された』(あるいは同音異語の河蟹を使って『河蟹された』)というブラックジョークがあります。
和という言葉は(国の統治という観点からみると)すばらしいですが、その名のもとに個が弱くなってしまうことが少し心配ですね。(そんなに気にする必要はないと思いますが念のためです。)
ということで今日はこんな感じです!
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