文系から大学院で理転は可能か?

みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は最近いくつか質問を頂いている文系から大学院で理転は可能かという話題について触れさせていただきます。

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いきなり結論!

結論から申し上げますと

理転は当然可能です!

てかできないわけがないですよね。私なんてコンピュータサイエンス全くの未経験ですが、国を越えて理転してますから笑  私の所属する大学ではビジネス系の学部を出て情報系の院に通っている方もいます。理系→理系の専攻替えの例として、建築→コンピュータサイエンスなんていうユニークな経歴の人も見かけました。

また、文系の学部を出てアメリカで物理学の博士号を取得した方にお会いしたこともありますので、問題ないでしょう。アメリカ以外の大学ですが、法学部卒業でライフサイエンス研究科を卒業された方も知り合いです。

話は脱線しますが、理系の文転も可能で、知り合いに修士まで原子力工学学んで、博士で政治学行った教授も知っています。技術の裏打ちもあり、物腰も柔らかでダンディーな教授でした。

ただ、理転をスムーズに進めるためにいくつかの方法があるのかなと。

理転をスムーズに進めるための方法

方法①:理転を決めた瞬間からすぐ勉強を始める

方法②:一回業務経験を挟む

理転を決めた瞬間から関連する理系分野の勉強を始める

たとえば、まだ学部生で大学院でライフサイエンス学びたければ、卒業前までにそれに関連する生物学、化学、数学、物理学、情報学の単位を取り始めるとかですね。本当に自分が大学院に行ってまでこの分野学びたいのかなっていうところが見えてくるのでけっこうおすすめです。

情報系に進みたいのであればまずはITパスポートや基本情報技術者試験の勉強することをおすすめします。ITパスポートは初学者でも一週間勉強すれば受かるような内容ですし、基本情報技術者試験は学部レベルの情報学に関する様々な知識が網羅されておりますからね。

逆に、そういった勉強をしていないのに将来の役に立ちそうだからって理由だけで理転するのはおすすめしません。というのも、役に立ちそうだからという理由だけではなかなか続かないからです。

一度職務経験を挟む

たとえば、文系から公衆衛生学の大学院に通いたい場合、医療機器メーカーでの営業や製薬会社でのMRなどの職務経験は大学院での専攻内容と直結しますから、職務経験そのものが大学院入学前の事前勉強につながるわけです。

同様にエンジニアであれば文系学部新卒未経験の学生でも受け入れてくれる企業もあるので、そこで経験を積んで大学院に行けば授業にもすんなりついて行けるでしょう。

個人的には直接大学院に行く前に一回働いてみることをおすすめします!

というのも働いてみると自分が何をやって生きていきたいかっていうのが割と明確になるんですよね。私自身当初はエンジニアになるつもりはなかったのですが、働くにつれドンドンなってみたいなっていう気持ちが強くなったんです。

働くことで生活基盤も整いますし、収入のないまま焦って大学院に行くよりもまずは働いて技術と経験そしてお金を蓄えてからでいいんじゃないのかな、と個人の経験から考えています。

 

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