アメリカ大学院留学準備で重要なのは学業だけでなく、留学費用を蓄えること

みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日はアメリカ大学院留学に必要なお金周りの話をしたいなと。大学院留学ってなると学業面にフォーカスしがちですが、実は同じくらい留学費用の捻出って大事なんですよね。

今回の記事の前提として両親が何とかご子息を大学に入れてあげられるレベルの中流階級を想定しており、親御さんの経済力に頼ることは考えておりません。自力で留学をつかみ取りたいと考えている（地方出身などの）学生の方々のご参考になればと。

学費半免奨学金もらっていても、大学院修了までに500万程かかる。。

私の所属する大学院はアメリカでも学費の安い大学院の一つなんですが、学費半免の奨学金をもらっているにもかかわらず、生活費、学費あわせるとトータルで500万円程します。（私は学部の授業も並行して受けていたこともあり、卒業が半年延期してしまいましたが、通常の修士課程でも400万程はしますね。）

やっぱり修士に留学するのであれば学費全免の奨学金、あるいは貯金1,000万程蓄えていくのが安全ですね。(私立の修士課程で奨学金なしでいくと、それ以上の出費がかかる可能性もございますので貯金は多いにこしたことはないですからね。)

ちなみにアイビーリーグの中でも比較的留学生を多く採用しているコロンビア大学のcomputer science修士課程に進む場合、学費だけで１セメスター$28,230します。1年ですと$56,460で今のレートだと600万強ですね。その他に保険料、施設費、寮費、ミールプランなど加えると＄20,000~$30,000加わって一年で800万～900万、二年だと1,500万円強～2,000万円弱です。これは中流階級には手出せないですよね笑　地方で家一軒建っちゃいますよ笑　

あまり言いたくはないけれど、学業優秀かどうかというよりも、そもそもお金ないと門前払いって世界です。

留学で貯金がどんどんなくなっていく様は恐怖以外の何物でもない（笑）

社会人時代、あれだけ貯金あったはずなのに、留学して口座からどんどんお金が減っていくのは、マジで精神衛生上よろしくないですね。貧すれば（精神的に）鈍するというのは本当です！ですから貯金は多いにこしたことはないですよ。

学費が途中で足りなくなり、休学して国に戻りアルバイトする留学生もいる

留学生の中には留学費用が途中で足りなくなって、学費を稼ぐために休学して国に戻って働く方もおります。費用が捻出できないために、母国に一時的に戻らざるをえないっていうのはロスが大きいのでできるだけ避けたいところですね。

ちなみに、現地の学生も学費足りずに休学してお金稼ぐっていう方もいます。休学が気軽にできるのはアメリカの大学のメリットですが、できるだけ早く卒業してちゃんと働いた方がいいですよね。

大学生のすべきことはまずはアルバイト・インターンでお金を貯めることかも

日本の大学生ですと平日はフルタイムで授業がみっちりつまっているということはなく、どこかしらに自由時間ができるかと思いますので、その時間を利用してアルバイト・インターンをすることをお勧めします。

学業で学ぶ理論も大事ですが、実務を通して理論を実践に導くことも同じくらい大事ですからね。情報学部の学生がweb系企業でアルバイト・インターンするのは学業とも関わりがありますし、とても勉強になりますからね。実際に経験してみたのですが、やっぱりアルバイト・インターンはした方がいいなと。

大学卒業後焦ってそのまま留学せず、新卒カードを利用して日本で何年か働いた後、大学院留学した方が無難

ご家庭が裕福で、ご両親が大学院留学費用ぽんと出してくれるのなら話は別ですが、いつまでも親に頼っていないで自分の力で留学するのが無難だと思います。

職歴があると大学院にも入りやすくなりますので4~5年働いて貯金と職歴つけて留学するのがいいでしょう。もともと未経験文系の方であっても新卒ならIT企業にSEとして入れる可能性もありますし、研修などもありますからね。