アメリカ南部における有色人種間の差別について考えてみた

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。アメリカ南部での生活で思うことは、食堂でご飯を食べるときに、白人は白人、黒人は黒人で固まって食べているということです。もちろん例外もあるんでしょうが、9割がた固まって食べている例が多いです。割とリベラル寄りの大学内ですらこうなのですから、実際社会に出るとこの差は更にすごくなるんでしょうね。

留学生も似たようなところがあって、アジア系はアジア系、中東系は中東系、欧州系は欧州系で食べているように、やはり似たような価値観を持つもの同士集まるということでしょうか。

今日の本題に戻りますが、韓国人留学生が黒人の(おそらく)大学生にケチャップを投げられたと切れていました。

ここで言いたいのは、差別は、決して白人ー有色人のみで起こるものだけでなく、有色人間でも起こりうるものだということです。

黒人は(キング牧師に象徴されるように)差別される側の存在としてクローズアップされがちですが、実は黒人が差別する側として他者にふるまうことがあるのです。(弱いものたちがさらに弱いものたちをたたくっていうブルーハーツの歌詞っぽいですね。)

前述の大学での出来事で真っ先に思い出したのは、1992年に発生したロサンゼルス暴動です。これは韓国系アメリカ人によって仕事を奪われたり、差別を受けたと感じた黒人が、韓国系アメリカ人の経営する商店を襲撃や略奪した事件です。

ベトナム戦争帰りの韓国系アメリカ人が自衛のために、暴徒に向かって銃を水平発射するシーンはご存知の方は多いのではないでしょうか。(知らない方は調べてみてください)

このような有色人種間の差別が現代にもまだ存在するのだと大学で知れたことは非常に重要な経験となっております。

これから、留学しようとする方も、差別は決して、白人ー黒人、白人ーアジア系にとどまらず、実は黒人ーアジア系間にも往々にしてあるんだよってことを知っていただけたら幸いです。



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