昨今の文系学生のプログラミング熱をみると、80年代のニューアカデミズムの隆盛もこんな雰囲気だったのかなと

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。最近文系学生の間でもプログラミングがはやり始めていて、Ruby on Rails なんかのweb系プログラミング言語やる人増えているそうなんですが、それでちょっと考えたこと(ファッションアイテムとしてのニューアカデミズムとプログラミング流行の類似性)があったので少しお話できたらと。

なお、私はニューアカデミズムが隆盛を極めたころはまだ生まれておらず、むしろその一回り後くらいに生まれた後の世代なんで、実経験ではなく、推測(と憶測)に基づきますが、その点は予めお含みおきください。

その昔、浅田彰が「構造と力」を出版した際に、大学生達の間で(その高度な内容を理解しているかは別として)いわゆるファッションアイテムとして彼の著書を持ち歩くことが流行となりましたが、その現代版がファッションアイテムとしてのプログラミングの流行といえるのではないでしょうか。

スタバ(あるいはブルーボトルコーヒー?)でMacbook開いて、ターミナルでコマンド叩くのがなんとなくかっこいいとされる風潮が近年あるような気がします。

とはいうものの、(たとえファッションであったとしても、あるいは内容を深く理解できていなかったとしても)学問や技術に背伸びして興味を持つこと自体はとても素晴らしいことだと思うのでこの風潮は広がっていったらいいなと個人的には考えています。知に焦点があたったカルチャーってのもとても魅力的なものですからね。

今日はこんな感じです!

構造と力―記号論を超えて
浅田 彰
勁草書房
1983-09-10


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