格差が広がるにつれて、日本でも格差を認識して解決しようとする篤志家が増えてくるかも

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日はちょっとポエムっぽくなるので予めご了承ください。先日、youtubeで幼少期に日本から北米に母親と移住したバイリンガルの方の動画を見ていたのですが、はっと気づかさせることがありました。

その方は私は北米に渡った当初はさっぱり英語は話せなかったけど、個人の努力でがんばったからこそ話せるようになった。私本当に頑張ったんですよという内容だったんですが、コメント欄では裕福だからでしょ、ご両親に感謝しなさいという言葉であふれていました。

もちろん、こちらのバイリンガルの方がさっぱりしゃべれない状態から大変な思いをして英語をしゃべれるようになったのは本当だし、多大な努力をされたと思いますが、この方のご両親のご慧眼、ご子息のために海外へ移住し英語を学習させてあげられるだけの経済的余力があったこともまた真なのかなと思います。

一億総中流社会なんて言葉は昔はあったみたいだけど、今は昔、人のスタート地点は一緒ではないことは明白ですからね。インターネット上で様々な方のご意見が可視化されることで、そういった格差が認識されるようになり、そのバイリンガルの方にも(経済的余力が教育に与える影響など)伝わるようになったのではないかと思います。とりわけ、欧米への留学となるとこういった資本の差を痛烈に感じることとなります。

思うに、特にそういった経済的余力がある人、(いわば実家の太い人)も既にその格差(つまり自分が恵まれていること)を認識していて、だからこそ持たざる方のために何かやりたいという人が増えているのではと。あくまで私の身の回りの話なのでポエムかつ主観ですが笑

その方向性っていうのは、よきことかなって思っていて、というのも今は恵まれていても、いつ持たざるものに転落してしまうかわかりません。そういったときに、社会の底が抜けていて持たざる者が生活できないような環境になってしまうと、現状持っている方にとってもリスクが大きくなってしまいますからね。

ですから、今後格差が広がりお金持ちが増えたとしても、彼らは格差を認識して持たざる者のために動くのではないかな、そう感じた次第です。

~追記~
上野千鶴子さんの2019年東大入学式での祝辞の中で、「恵まれた環境や恵まれた能力を持ったあなたたちであるからこそ、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういった人々を助けるために使ってください」という趣旨の言葉があって、この言葉こそ私が言い表したかった言葉で深く感銘しました。



上野先生、賛否両論あるかもしれませんが、人の心に訴えかける文才があるのでおすすめですね。

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