アメリカでは大学の宿題や過去問は基本的にお金で買える

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みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は日本語を学びたいCS学科の同級生(留学生)と言語交換したんですが、エンジニアとして日本、アメリカどちらで働きたいかと聞いたところ、アメリカと即答されました笑

彼曰く、social pressureが少なく、salaryもあんまりよくないからとのこと。ただ、働くにはきついところかもだけど、旅行や生活という面ではとても便利だというフォローを入れときました笑

さて、今日の本題は、宿題とお金の関係についてです。アメリカでは、course herocheggと呼ばれる宿題を手伝ってくれるサイトがあり、年に100ドル超支払えば24時間いつでもtutorに聞くことが可能です。また、過去のテスト問題、宿題、教科書の章末問題も上がっていることもあり、自身で宿題を解く手間をお金によって解決できます。資本主義ここに極まれりですね。(世の中、需要と供給で成り立っている側面もありますのでこのサービスが一概に悪いとはいえません。むしろ、世の中のニーズをうまく反映しているともいえます。)

日本でいうところのハッピーキャンパスに近い感じですかね。ただ、ハッピーキャンパスはレポートを有料で売買するプラットフォームの提供にとどまっておりますが、こちらはオンラインチューターから答えを聞くことができるという一歩進んだものとなっています。

なお、中国の同級生から聞くところによると、中国のネットショッピングサイトのtaobaoには教科書に準拠したtest bank(模擬テスト)が格安でゲットできるとのこと。必ずしもテストでその内容どおり出るとは限りませんが勉強になること間違いなしなので、今度借りようかなと思います。

一つ気になる点としては、金銭格差がそのまま教育(成績)格差にもつながるのではないかという点です。ただ、それはこの事象に始まったことではありませんよね。(たとえば、商社やメーカーなど(一般的に裕福とされる)方のご子息・ご令嬢は幼いときに親の海外駐在についていって英語を学び、語学という点で純ジャパに勝るなんてことはよくあることですし、お金を積んでアメリカ人の家庭教師に毎日レッスンしてもらったらそりゃ語学力もあがりますよね。)

私たちにできることといったら、金銭の多寡も教育の一環と考え、ちゃんと蓄えておくことでしょうか。

日本の教育格差 (岩波新書)
橘木 俊詔
岩波書店
2010-07-22


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