PC関係をアニメで学ぶには『Serial Experiments Lain』がおすすめなど!

みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は『Serial Experiments Lain』というアニメを紹介します!

画像、セリフ、結末等は書かないようにしますが作品紹介の過程で若干のネタバレが含まれてしまいますので予めお含みおきください。

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『Serial Experiments Lain』とは?

リアルワールドとWiredを通じた仮想世界について描いたSFサイコホラー。メディアミックス作品として1998年にアニメ、PS1のゲームがリリースされた。時代を先取りした環境設定と、実験的な表現が特徴。カルト的な人気を誇る。

 


ちなみに現在プレステのゲームはプレミアがついていて新品だと20万強します。これじゃ欲しくても買えませんね。

いわゆる『セカイ系』の作品

この時代に、一世を風靡していた『新世紀エヴァンゲリオン』や『最終兵器彼女』のような、自身の主観とセカイが密接にリンクしていると考えるかなり壮大な世界観の作品ですね。従来型の(ジャンプ的な)勧善懲悪、正義は勝つ的な視聴者にカタルシスをもたらすようなものではなくて、自身の存在について永遠に考えるなど屈折かつ複雑な世界観が特徴。

精神状態がよろしくないときに視聴やプレイするのはおすすめできないかもです。

画風がどことなく、冬目景さんや沙村広明さんに似ている

安倍吉俊さんが本作品のキャラクターデザインに携わっているのですが、冬目景さんや沙村広明さん等私が個人的な好きな画家さんに似ていてすんなり作品に入り込めます。作品の内容は別として絵柄だけでも人を引き込むことができる稀有な作品かなと。

PC関係好きな人が作品に携わっている

この作品ですが、随所にPC関係の描写がでています。たとえば、主人公のLainは中二という設定なんですが、アニメでは授業でC言語のpseudo codeっぽいのを黒板に書いているんですよね。いやはや、私もこの世界観の学校で教育を受けたかったですね。

他にも、毎回のタイトルが第一話、第二話ではなく、Layer1、Layer2というようにOSI参照モデルを彷彿とさせるようなタイトルなんですよね。かなり凝っているなと。プロトコルの概念が常に作品でも述べられています。

まだ畳み込みニューラルネットワークとか話題になる前なのに、ニューラルネットワークまで出てきてますからね。確かに1990年代にニューラルネットワーク一度流行って、その後サポートベクターマシーンが出てきて時代遅れになったって聞いたことはありましたが、その頃の作品なんでしょうね。

インターネットがさほど普及していなかった20年前にこの作品作れるのは本当にすごい

作品で述べられている携帯端末Naviとか今でいうところのスマートフォンの走りなのではないかなと。今のAlexaみたいに声に反応して作動しますからね。それとLainってネットワークを通じてどこにでも存在できる今でいう(ホラー系の)Vtuberみたいなものかなと。

また凄腕のクラッカー集団knightsっていうのが出てくるのですが、これは今のAnonymousですよね。時代を先取りした作品だけに今見ても古さを感じません。

ということで今日はこんな感じです!