永島慎二さんの『漫画家残酷物語』を読んだ感想

みなさんご機嫌いかがでしょうか。今日は前々から読みたかった永島慎二さんの『漫画家残酷物語』を読む機会がございましたのでその感想についてお伝えします。

Kindle unlimitedで読むことができましたね。
ネタバレや考察を含みますのでまだお読みになっていない方は予めお含みおき頂けますと幸いです。

太宰治リスペクトを節々で感じる

太宰治といえば玉川上水で入水心中したことで有名ですが、『漫画家残酷物語』でも女性に振られた漫画家が玉川上水に身を投げるというシーンがあってまさに太宰治ですよね。

その他にも作中では幾度となく漫画家の死というものがでてきますね。「生まれてきてごめんなさい」ではないですか死に関わる短編が多いです。

死の描写が多すぎてフィクションに寄ってる

第一話読んだ時に本人の実話に基づくものかなと思ったのですが、全3巻の作中の中であまりにも漫画家の死の描写が多いので、よくよく考えてみるとあんなに漫画家が死ぬはずないなって思いましたね笑 極めてフィクションに寄った作品だなと。

絵柄は50年程前のものとは思えない

語彙力がなくて大変恐縮なのですが、ステンドグラス+版画チックな画風はとてもおしゃれでしたね。人物描写は巨人の星っぽい顔もあってそれは年相応の古さを感じるのですが、それ以外のステンドグラス+版画チックさが全面に描かれているものは当時としてはかなり新鮮で現在にも通用するものなのかもしれません。

どことなく藤城清治さんには画風が似ているんですよね。

古いなどと散々な評価をされがちな作品ではありますが、個人的には50年程の古さは感じませんでしたね。

ということで今日はこんな感じです!