みなさんご機嫌いかがでしょうか。昨日、海外で働きたい様よりコメントを頂きました(ありがとうございます!!)ので今日はその返信となります。まずはコメントを以下の通り引用します。
以前にCSの修士をとってもアメリカに残るのは難しそうと書かれていましたが、その辺りの見通しは特に変わっていない感じなのでしょうか?その分野の求人自体は多そうなのに就職が難しそうと思われる主な理由は何でしょう、やはりビザの問題なのか、学士がCSでないことなのか、GPAが高くないと書類が通らないとか..
たとえば、待遇とかを無視して日系企業でシステムエンジニア(という名の日系企業のアメリカ進出時のネットワーク周りの諸々のお手伝い)あるいはカスタマーサポートとして働くのであれば(今の私の技術レベルであっても)簡単に内定をもらえますし、実際に私も最終面接まで進んでいます。(あまりにも自分のやりたい内容とかけ離れていたので、最終面接前に辞退してしまいましたが。。)
この仕事は日本でいうところのサポートエンジニア、客先常駐、SESに近いかなと個人的には考えているんですが、面接中に業務内容を確かめてみるとまったくコードに触れる機会がありませんでしたので技術力は身につかないですし、待遇も日本円で300万円とかです。これではあまりアメリカに残る意味がありません。また、opt後にH1bとれるかも結構難しそうです。
それと、大学近くのITコンサルや保険会社などでも求人はあるのですが、正直自分の興味関心にマッチするものではなく、自分のやりたい分野ではないので躊躇している感はあります。また、私の所属する大学院の卒業生ではハンバーガー店(Chick-Fil-Aやwhataburger)の社内SEとして活躍されている方もいますが、それもなんだかなと。
外国人教授と進路についてよく話し合うのですが、(よほど能力が優れていない限り)アメリカで機械学習エンジニア or データサイエンティストのポジションは修士ではほぼないとのこと。5年くらい前はまだポジションあったみたいですが、現在はさらに狭き門になってしまったみたい。この分野に進むにはこの先博士は必須だという話をされました。少なくともこの概念をマスターするには2年じゃ足りないとのことです。私も博士課程も選択肢に入れなければと。(とはいえ、私は金銭的に裕福な家庭の出身ではないので、修士卒業後に直接アメリカの博士課程に進むっていうのは考えづらいです。そもそも博士課程取れるかも定かではないですし、年齢だけくって職歴はないってのはいわゆるハイリスクローリターンなのかもと。)
その教授は修士からアメリカに来て、卒業後はアメリカで就活してフロントエンド(PHP)エンジニアとして内定もらっていたみたいなのですが、この職では、、とのことで辞退して博士課程に進んでAI学んで、今は機械学習を中心に教鞭をとっています。
エンジニアとしてのポジション求める上でかなりネックなのがエンジニアとしての職歴がないことです。アメリカでのエンジニアの求人は職務経験数年以上と掲げられていることが多く、その段階でかなりスクリーニングされてしまいます。やっぱりこっち来る前に日本でエンジニアとして職歴積んでおけばよかったかなと思うことは正直ありますね。求人が多いのに新卒が就職難しい理由はまさにこれです。
それと、やっぱり実務通してないので手が動かないんですよね。これが痛い。。机上でインプットをしても実際にそれを製品としてアウトプットしている経験がないっていうのは、エンジニアの差として如実に表れてきます。
ですから、学生さんであれば一度日本でエンジニアとして就職して渡米することをお勧めします。
学士が非CSであっても修士で学んでいる内容は他の学生さんと遜色ないですし、GPAも4.0キープしているので、その辺りでスクリーニングされている印象はないですね。(企業によってはGPA3.0以上とかでスクリーニングかけている企業はあります)。ただ、後述しますがアルゴリズムなどの理論面ではやっぱり大学から学んでいる方に比べると自身の能力が劣っている感はありますが。。
好待遇のポジションにCV送って通過するのがだいたい100通送って一社くらい。その後、技術面談を行うのですが、この技術面談を突破することができません。(技術レベルに乏しい私の場合)めちゃくちゃ難しいんですよ笑 アルゴリズムやデータ構造の質問にさっぱり答えられません。コーディングレベルが高ければ突破できるんでしょうが、こればっかりは一朝一夕にはいかないですね。やっぱりまだまだ勉強が足りないので暇なときにコーディング面談の勉強しています。
機械学習のエンジニアあるいはデータサイエンティストとしての就職をそれでも望むのであれば、日本での就職も視野にいれています。その場合は職歴つけるとともに社会人博士課程に進むこともセットで検討中です。
海外で働きたい様、こういった返信でよろしいでしょうか?もし追加質問ございましたらお気軽にコメントくださいませ!
本ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。みなさまの支えがあってブログを継続更新できています。たまにはクリック頂けますと幸いです!