アメリカの田舎で思う退屈の心地よさと焦りのアンビバレンツ

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皆さんご機嫌いかがでしょうか。今週は来学期からのアパート探し、宿題やサークルなんかが立て込んでいたこともあって、午前の授業が終わってから半日エネルギー切れでぼーっとしていました。そのぼーっとしていた中で少し考えたことがあったので今日はそれについて考えたいと思います。

まず一つはアメリカの田舎生活と日本(東京)の都市生活の比較です。私の住んでいるところはアメリカの南部で、中西部と並んで最も田舎の地方の一つです。車を持っていないため、どこへも外出できませんので、基本的に大学、寮、図書館、食堂、たまにウォルマートの往復です。週末も基本的には外出することはなく、長期休みが唯一といってもいい楽しみになっています。

一方、東京ではどこへでも公共交通機関で行けたし、深夜になっておなかがすいたらコンビニや飲食店で買い食いができましたし、週末は何かしらのアクティビティに参加していました。忙しい平日を過ごす中で、週末も暇を見つけて何か面白いことをしなければならないという思いに駆られていたのです。いわば、退屈はだめで回避すべきもので、常に幸せ・面白いことを求め、動き続けていかなければいけないと。

一見するとその通りかもしれませんし、私自身も血沸き肉躍ることを常にしていたいという、幸せ・楽しさ至上主義者(笑)です。ただ、みんなが常に楽しいことをしなければならなきゃとそう思いこんでいるだけで存外退屈ってのも悪くはないかもと最近思い始めるようになりました。娯楽はそりゃ都会に比べれば少なくなるけど、その分、自分、家族、友人と向き合う時間が増える(てか強制的にそうならざるをえない)ので。それと、田舎は、都会の比べて変化が遅くて、風景のようにいつになっても基本的に変わらない、そういった良さがあって心地よいものです。

まとめると、都会には都会、田舎には田舎の良さがあるので、これは個人の好みかなと。私は数年であれば全然大丈夫ですので、つかの間の退屈を満喫したいと思います!

岡崎京子の初期短編集。80年代の消費社会を明確に表現した傑作。

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