今日はあいにくのお天気でしたが、大学時代の後輩に会いにNYの某大学に行ってきました!あいにく図書館は閉まっていましたが、データサイエンス研究科やコンピュータサイエンス研究科等、大学のキャンパスを一通り案内してもらいました。あまりの規模の大きさに地方州立大学との予算の差に愕然とせざるをえませんでした笑
なお、後輩は修士で約1年間のプログラムを学んでいるのですが、学費が600万するとのこと。生活費もあわせると1,000万円くらいかかるとのこと。家賃は(治安の悪いと呼ばれる)ハーレムにシェアハウスして一人10万とのことでした。NYはとんでもない物価ですね笑 生活費の高さや授業の難しさで帰りたくてしょうがなかったみたいです。ただ必死にくらいついたおかげで某外資から内定をもらい来年からバリバリ働くとのこと笑
アメリカで働かないのと聞いたんですが、やっぱりアジア人はアメリカで浮くのと、銃社会で夜もおちおち歩けないのがいやみたい。確かに日本みたいに24時間安心して外出できるところってなかなかないしね。
後輩の専攻している学問(経済学)について一つ興味深いことがあって、アイビーリーグといえども修士課程ではディスカッションはほとんどなく教授の話を聞くのが中心でしかも学生が50人くらいいるみたいです。高校の授業じゃないんだからと切れてました笑 博士課程にいかないとディスカッションはいかにアイビーリーグであってもできないのかとちょっと悲しい思いになりました。
あとは経済学で複数のモデルを習うのですが、そのモデルの検証は実際のところできないということです。(つまり、理論の正しさを万人がわかる形で証明できないということ。)それゆえに、様々なモデルが入り乱れ、派閥争いが永遠と続いてしまい、再現可能性としての科学というよりも、この時代にこの人はこう考えたという経済の歴史を学ぶってことになっちゃうんです。その意味で経済学ってのはまさにアートなんですね。
このような様々なことを短い時間でかみ砕いて教えていただき後輩には大きな刺激を受けました。後輩が日本で働く分には日本の未来もたぶん明るい(笑。希望的観測。)ので私もちょくちょく日本に戻ったら会おうかなと。いずれにせよ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
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